電子ブック驚くべき日本語 (知のトレッキング叢書)無料ダウンロード

驚くべき日本語 (知のトレッキング叢書)

によって ロジャー・パルバース


5 5つ星のうち(30人の読者)

電子ブック驚くべき日本語 (知のトレッキング叢書)無料ダウンロード - 内容紹介 英・露・ポーランド・日本語。全く異なる文化的背景から生まれた4ヶ国語を完璧にマスターした外国人作家が、比較言語論的な視点や自らの体験をもとに、世界に誇る日本語独自の魅力と可能性を説く! 内容(「BOOK」データベースより) 英・露・ポーランド・日本語。異なる文化的背景から生まれた4カ国語をマスターした外国人作家が、比較言語論や自らの体験をもとに、世界に誇る日本語独自の魅力と「世界共通語」としての可能性を説く! 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) パルバース,ロジャー 1944年アメリカ生まれ。作家/劇作家/演出家。ハーバード大学大学院ロシア地域研究所で修士号を取得。ポーランド、フランスへの留学後、1967年よりほぼ半世紀を日本で過ごし、英・露・ポーランド・日本語の4カ国語をマスター。日本各地を旅し、日本と日本人の特質と独自性に驚嘆。大島渚監督作品『戦場のメリークリスマス』の助監督などを経て執筆活動を開始。宮沢賢治の作品の英語翻訳にも数多く携わり、その功績から第18回宮沢賢治賞(2008年)、第19回野間文芸翻訳賞(2013年)を受賞 早川/敦子 1960年生まれ。津田塾大学学芸学部英文学科教授。専門は20世紀から現代にいたる英語圏文学、翻訳論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る

驚くべき日本語 (知のトレッキング叢書) の詳細

本のタイトル
驚くべき日本語 (知のトレッキング叢書)
作者
ロジャー・パルバース
ISBN-10
479767265X
発売日
2014/1/24
カテゴリ
ファイルサイズ
21.36 (現在のサーバー速度は26.48 Mbpsです
以下は 驚くべき日本語 (知のトレッキング叢書) の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
本書は「商品の説明」(このページの上の方)にあるように、「全く異なる文化的背景から生まれた4ヶ国語を完璧にマスターした外国人作家」による、日本語論である。本書で言う“日本語論”とは、著者がその履歴の中(「ほぼ半世紀を日本で過ごし」たという経歴:巻末著者略歴より)で抱いてきた日本語の本質、換言すれば母国語を日本語としない外国人が観る日本語の素顔を、積極的な姿勢で展開するものである。著者の右論述の前提には、日本語は日本人だけの暗号でも、曖昧な言語でも、外国人が学ぶに困難でもないという基本姿勢がある(8〜9頁)。著者の右日本語論は、基本的にネイティブである日本人が往々にして抱く“日本語は(外国人にとっては)習熟が難しい”という観念の否定にあり、決して難解ではなくて、むしろ「リンガフランカ」(「世界言語」:62〜64頁)に成りうること、語尾の変化(置換)で微妙な相違を表現できること(以上第2章)、宮沢賢治などの作品を引用参照しつつ、語彙が単純でも擬声語・擬態語・擬情語が豊富で微妙な文章表現が可能なこと、オノマトペによる格変化が不要で単純なこと、自由な切り出し・省略が可能なこと(以上第3章)、外国語(特に英語)との対比において積極的評価を与え、加えて日本語学習は決して難しいものでなく、言語としてその視覚的・音響的効果面から「美しい」こと(第3章)などを考察する。第4章には一部歴史認識の問題も感じられるが、「世界言語」としての日本語の可能性、その理由などにも言及する。かかる日本語論には、著者独自の宮沢賢治作品への傾倒ぶりが窺われ叙情的な筆致も否定できないが、外国人ならではの視点、例えばオノマトペ、擬態語・擬声語・擬情語の豊富さなどに対する詳細な観察が垣間見え、日本語の利点・表現の精緻さの強調には説得力がある。但し著者の言うところの、日本語が「時制や動詞の変化がきわめてシンプル」(71〜75頁)とするのは解るのだが、「語彙が少ない」(75〜80頁など)と言うのは疑問がある。著者は右論述で動詞の「(結婚)する」の日本語と英語の“表現”例を挙げているが、確かにその点では「する」の日本語表現のバリエーションは単一的と言えるだろう。しかしそれは「語彙」の問題と文脈としての「表現方法」とを混同しているようにも見える。例えば英語の“私”(代名詞)は“I”しかないが、日本語では“私”、“俺”、“僕”、“朕”、“みども”、“われ”、“手前”、“自分”など枚挙にいとまがない。この辺りは何をもって語彙の多寡を論ずるかであり、相対的な問題かと思う。全体として成る程と思わせる面白い日本語論であるが、著者が「ほぼ半世紀を日本で過ごし」てこれほどの日本語に精通しているのに、本書には「訳者」がいること(原文が日本語でないこと?)の説明がないことが疑問ではある。

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